生徒たちは働くということについての考えがより具体的になったと思います。
学年ではこの体験プログラムは、単発の活動ではなく3年間を見通した進路学習の一つとして位置付けています。生徒たちは事前学習の段階からこの活動をとても楽しみにしていました。今後の職場体験学習、進路選択につなげていきたいです。
こどもたちはこれから、自分の進路を決断するタイミングが何度か訪れます。そのときに、学校名や職業名ではなくどのように生きていきたいかということを軸に考えられるようになっていれば、いずれ何の道に進んでも、自分の選んだ仕事への誇り・責任感をもって社会人として活躍してくれるのではないか、充実した生涯を送ってくれるのではないかと願っています。今はインターネットなどで何でもすぐに調べられますが、本物に触れる体験は生徒の正しい職業感を育てるためには大切だと思います。
2年前にもこの体験プログラムをさせていただきましたが、ファッションデザイナーを体験した生徒は、本格的にこの道をめざしてみたいと言って卒業していきました。